マイホームって言ったら、安定の象徴のようなイメージがありました。
よく言われているのが、賃貸の場合、家賃はいくら払っても自分のものにはならないということ。
住宅ローンを借りて、家賃と同額かそれより安いくらいのローン返済をするのであれば、いずれはまるまる自分のものになる購入のほうが良いに決まっている、そう思って生きてきました。
周りの友人たちも、家庭を持ったらある程度の年齢で住宅を購入するのが当たり前でしたし。
しかし、「金持ち父さん、貧乏父さん」と「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」を読んで、考えが変わりました。
上記2冊に書かれている持ち家の考え方は、持ち家は負債であるということ。
私も含め、一般の人は、家を購入するとそれは資産だと思っているけれど、その反対なんですね。
理由は、家は買ったときが一番高く、あとは価値が下がっていくものであるし、買って終わりではなく、メンテナンスなどに長年に渡って大きく出費することになる。固定資産税も毎年払わなければならなくなるので、家自体のお金以外にも大きな出費が続くから、ということです。
不動産投資なるものもありますが、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」には、そんな利回りの良い物件、リセールバリューの高い物件は、一般人のところに情報が来る前に、誰かが買っているということが書いてあり、それも納得でした。
賃貸だったら、固定資産税のことは気にしなくて良いし、メンテナンスも所有者がやるもの。
ずっと住んで、古くなったら新しい家に引っ越せばいいだけですもんね。
持ち家だとそうはいきません。
家に関しての考えは、完全に私の中の常識を覆されましたね。
うちは、親が所有していたマンションを、ローン返済付きで譲渡してもらいました。
35年ローンのうち、20年ほどは返済が終わっていました。
ローンが残っていたので、譲渡税はかかりませんでした。
そして、繰り上げ返済も頑張って、5年ほどで完済し、晴れてローンからは解放されました。
毎月修繕積立費と管理費は取られますが、それ以外の出費がないのが大変ありがたく、もし賃貸なんかに住んでたら、毎月家計を圧迫していただろうなぁ、本当に家があってよかった。。。と思っていましたけど、実は負債だったなんて。。。。
そしてその住宅を購入するときに払う頭金などを投資に回した方がお金が増えてよいということも書いてありました。
なかなか一括で住宅を購入する人はいないと思いますが、例えば4千万円の家を一括で購入するなら、それを投資に回したら、月の家賃を賄えるくらいの利益になるということでした。
そうすれば、その4千万円はなくならないまま、投資によって得た利益で家賃を払い続けられるのです。
でも購入に使ってしまえば、何も残らない。。。
これもなるほど~~~と納得。。。
それで、自分はどうするか。。。
私は以前一人暮らしをしていたときに、不動産屋さんともめたことがあり、不動産屋さんと関わることに疲れてしまったことがあります。今は持ち家なので、不動産屋さんと関わらなくて良いというだけでも、一つのストレスが減っているわけです。
「お金の大学」にも書いてありますが、お金の面から言えば、買わない方がいいもの(例えば車もそうです)でも、自分の人生を豊かにするために、健康に生きるために出費をした方がいいこともあると思います。なんでもかんでもお金がかかるから我慢する、では、なんのために稼いでいるのかわからないですしね。
私にとっては、不動産屋さんと関わらなくて済むということが、住宅購入の一つのメリットだったりするわけです。
なので、とりあえず今はこのままでいいかな、と思っています。
ただ、子どもたちは社会人になったらどこに住むかもわからないので、夫と二人になったときに住居についてはまた考えたいなと思っています。
地方に行けばたくさんの激安物件がありますし。
今の家を売ってしまったとしても、家賃の安い地域へ引っ越せばお金がなくて住むところがない、という事態は避けられるんじゃないかな、と思っています。
今日は家についてのお話でした🏠
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