生活防衛資金とは、辞書に載っているような言葉ではないようですが、投資について調べるとよく出てくるワードの一つです。
人生何があるかは誰にもわかりません。急に病気になったり、大けがをしたり、突然これまでと同じような生活ができない、働けなくなるということは確率が低いとしても、誰にでも起こりうることです。
保険に入っている人は、保険がカバーしてくれるかもしれません。
でも前に保険についてお話した通り、保険は最低限しか入らない!が現代の常識。
なので、保険に頼らなくてもどうにかなるように自分で生活防衛資金を用意しておく必要があります。
生活防衛資金とは、不測の事態が起きたときに急な支出や収入が途絶えてしまった場合に備えておくための資金です。
少なくとも、不要な保険に入らないことでその分は生活防衛資金に回すことができます。
生活防衛資金はどのくらいの額が必要でしょうか。
それは人によって変わってきます。
まず、生活防衛資金をどれくらい用意すればいいかを考えるために、毎月どのくらい支出しているのかを把握する必要があります。
豪遊して、その額も全部計上して、毎月これだけ使ってる!っていうのは、生活防衛資金を計算するための毎月の支出としては適切ではないかなと思います。
贅沢はしないけれど、なんでもかんでも我慢するというわけでもない生活費のことだと私は考えています。
仕事ができないくらいの重い病気やケガをしたときに、旅行に行こうとか、高価なアクセサリーを買おうとか、そんなことを考える人はいないと思うので、普段からそういうことをする余裕のある人は、その分のお金はカウントしなくてもいいのかなと。
例えば子どもがいたら、習い事をそのまま続けさせてあげられるとか、子どもがいなくても今住んでいる家にそのまま住み続けられるとか、これまでの生活を大きく変えなくても済ませられるようにするための資金を生活防衛資金として貯蓄するので良いと思います。
で、その毎月いくら支出しているかを知るためにも、はやり家計簿は必要になってくるわけですね。
内訳が分かれば、「この項目に結構使っているな、もう少しここは減らせるかも」というのが見えてきたりしますし。
毎月どのくらい支出しているかわかったら、次は何か月分くらいそれを用意しておけばいいのか、ということですが、
「生活防衛資金」と入力すると、証券会社などが説明しているものがたくさん出てきます。
独身の会社員なら生活費の3か月分~半年分
独身の個人事業主は半年分~1年分
子なし夫婦は共働きなら3か月分~半年分、どちらかの収入に頼っているなら半年分以上
子どもがいる夫婦なら半年以上~1年分
と書いてあることが多いです。
うちは共働きの子ども二人家庭です。高校生1人、中学生1人。月に支出は30万円ほど。
そうすると生活防衛資金は半年なら180万円になりますし、1年なら360万円になります。
共働きだと、両方とも働けないような状況になる可能性は1人のときよりも減るので、そこは助かりますが、それでも万が一何かあったときに、子どもがやりたいことをできなくなる、何かをやめなければならなくなるという状況は避けたいので、最低1年分は持っておこうと思っています。
それプラス、なんといってもこれから大学という一番学費がかかるイベントが2人分待ち構えていますので、私立まではちょっと厳しいけれど、二人とも国公立に4年間通える分くらいも貯めました。(私立かもしれないので、ここの貯蓄はまだ続ける必要がありますが)
そうして残ったお金をNISAに回そうと思っています。
巷では、最短で1800万円の枠を埋めた方が資産が増やせるという情報であふれていますので、私もなるはやで埋めていきたいと思っています。
具体的にいくら貯めたらいいかを考えると、さらに節約に燃えまくります!
数字の見える化って大事ですね。
毎月の収支を出したときに、プラスが多ければ多いほど、今月頑張った~~👏ってなりますしね。
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